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平成31年度の年金支給額はちょっとだけプラスです。

今年の4月分(6月15日振込分)から、年金の額が0.1%上がります。

満額の老齢基礎年金をもらっている人なら、毎回の振込額が134円(2ヵ月分)増えます。厚生年金も0.1%上がりますが人によってもらっている金額が様々なので、一律いくら増えるということが言えません。

遺族年金も同じように0.1%上がります。

物価がだいぶ上がっていると感じるのに、年金が同じ金額だと実質的には、買えるものや貯金できる金額が少なくなってしまいますね。でも少子高齢化によって年金をもらう人が保険料を払う人よりもどんどん増えて行っているので、もらえる年金の額を調整しているからです。

これをマクロ経済スライドといって、物価が上がった分だけ年金を上げると、年金保険料を払っている若い世代が払う年金保険料の額がどんどん大きくなってしまいますから、これを抑えなければなりません。なおかつ、将来世代の給付水準を確保するためにも、必要なことなのです。

年金額が変動する要因の物価変動率は+1.0%でした。また、現役世代の賃金の変動率は+0.6%でした(どちらの変動率も複雑な計算をして出しています)ので平成31年度は賃金変動率をもとにマクロ経済スライドの調整を掛けると年金の改定率は+0.1%となったということです。

反対に、払う保険料も見てみましょう。

遺族年金を受給しながら国民年金の保険料を納めている方もいらっしゃるでしょう。

平成31年4月からの国民年金保険料は1ヵ月16,410円になります。平成30年から70円上がりました。

国民年金保険料は固定になったはずではないの?と思われた方、それは正しいのですが、平成31年度から新しい仕組みにより保険料がこのように上がります。

それは、国民年金に加入している人でも、産前産後の期間は保険料が免除になるという制度が始まるからです。その方たちの保険料の一部を肩代わりする為ですから、子育て支援に一役買っていただくわけですね。

産前産後の免除制度の詳細についてはこちらの日本年金機構のサイトでご確認ください。

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