年金の金額が少しだけ変わります
結論からいうと四捨五入のやり方が変わるので、振り込まれる金額に若干の差が出てくると言うことです。
年金の金額というのは、複雑な計算をして、1年分の年金額を出します。
今までは、この金額について100円未満を四捨五入していました。
たとえば、老齢基礎年金(国民年金)の年額が、721,592.499・・・円と計算されたときは、今までは、100円未満を四捨五入していたので、721,600円でした。
これを12で割って、年金の月額は60,133円となっていました。年金は偶数月に2ヵ月分まとめて振り込まれるので、120,266円です。(実際には介護保険料などが引かれるのでこれよりも低い金額です。)
これからは、複雑な計算をして出てきた年額の1円未満を四捨五入することになりましたから、上のケースで見れば、年額は、721,592円となり、月額は60,132円(1円未満切り捨て)となります。
今度はこの60,132円を12倍しても、721,584円にしかなりませんから、年額と比較すると8円足りません。この8円を毎年2月15日に払われる年金に上乗せして払いますということです。年額と月額との間では損はしないようになっています。
2015年9月5日 6:34 PM | カテゴリー:新着情報